「人手不足で開店できないこともあるほど困っている…」
「求人広告を出しているけど半年間で応募0件…」

今回ご紹介するのは、そんなお悩みを抱えていた阿佐ヶ谷にあるイタリアンバルの採用成功事例。

人手不足、そして求人を出しても応募すらなく休業の危機に陥っている状況から、提案を経て3週間で応募26件（採用2名）と採用成功できました。

• 低賃金
• 休みが少ない
• 採用予算なし
• 求める人材要件が高い

などの課題がある中で、どのような提案から採用成功に至ったのか解説していきます。

顧客の現状把握

今回ご紹介するお店は、常連さんに愛される阿佐ヶ谷のイタリアンバル。

半年ほどキッチンスタッフ（社員）を募集するも応募は0件。開店できないこともあったり営業時間を短縮したりと深刻な人手不足に悩まされ続け、休業の危機に陥っていました。

サービス力向上のために店長が自らやりたいことは「接客や店内の状況把握」。しかし、調理やドリンクの仕事に追われ、それらをできる状況にありませんでした。

この半年間は店長が接客や店内の状況把握ができる環境を作ることを目的に、調理・ドリンクを任せられる社員スタッフを募集してきたそうです。

問題・課題

現状をお聞きして感じた採用活動の問題点は3つ。

• 労働環境（低賃金、休みが少ないなど）
• 採用活動力（広告予算が3万円と少ない）
• 人材要件の高さ（調理経験が必須）

いずれも当時求人が出ていた競合の募集には敵わず、このまま求人を掲載しても採用は難しそうです。

目的に立ち返って考えてみる

社員スタッフの募集を半年続けてきて応募ゼロ。このまま過去と同じように求人を出すだけでは状況は変わりませんので、まずは一度、採用目的に立ち返って考え直してみます。

そもそもの採用目的は「社員スタッフを採用すること」ではなく、「店長が接客把握をできる環境作り」。
調理・ドリンク両方を任せられる社員採用は難しくとも、一部の仕事をアルバイトに任せることで実現できるかもしれません。

ちなみに調理・ドリンクの仕事内容は、

• 料理：覚える事が多いが基礎から教えている時間がない（経験必須）
• ドリンク：60種類あるが銘柄だけ覚えればOK、カクテルは10種類未満（経験不問）

ということでしたので、こちらのお店で一部業務をアルバイトに任せるなら「ドリンク」が良さそうです。

調理は引き続き店長が行うものの、ドリンクをアルバイトに任せることで接客と店内把握を行う時間を確保するイメージです。

提案内容

最終的に当社が提案したのは3つ。

• 社員ではなくアルバイト・パート採用へのシフト
• ドリンクを作るバーテンダーポジション
• ターゲット・メディアの設定

効果アップはもちろん接客の質（知識・専門性）を担保するため、「ホール/キッチン」ではなく新たなポジションとして「バーテンダー」をご提案。

ターゲット設定や採用予算をもとに、求人メディアは「タウンワーク A2サイズ（オプションにサーチローテーション）」を提案し、ご掲載いただきました。

• キャッチに「ソムリエ」
• 採用のハードルを少しだけ高く見せる
• 純粋にお酒が好きな方へアピール

などは、ターゲット設定にあわせた工夫です。

2名の求める人材採用に成功

お客様の要望を正確に把握し、それを実現するために業務分して新しいポジションを提案。その結果、2名の欲しい人材採用に成功しました。（3週間で応募数は26件）

店長が接客や店内の状況把握をできるようになり、スタッフ採用の目的を無事に果たすことができました。

人手不足でお悩みでしたらご相談ください

当記事では、阿佐ヶ谷にあるイタリアンバルの採用成功事例をご紹介しました。

人材事業40年以上の当社には様々な業界へのご提案・成功事例などのノウハウがあります。業界や雇用形態を問わず、人手不足でお悩みでしたらまずは一度ご相談ください。